プロフィール – Profile –

邑楽 拓唯 – Ohla Takui –

未治療FTM|パンセクシュアル(全性愛者)

趣味:ヨガ|筋トレ|ゲーム

好きなもの:動物|虫…などの生き物全般

資格:クリーニング師|ヨガインストラクター|パーソナルスタイリスト®ベーシック
普段は生き物として自らの生命維持活動をする傍らモデル、ヨガインストラクター、ホームページ制作等…
なんか色々やっています。ヨガ歴は20年です。
感覚過敏と相貌失認という発達障害を持っています。

体形データ 2024.08.20 現在

身長:159㎝|体重:45㎏|肩幅:36㎝|トップバスト:83㎝|アンダーバスト:69㎝|ウエスト:58㎝|ヒップ:83㎝|太もも:46㎝|ふくらはぎ:29㎝|足首:17㎝|股下:74㎝|二の腕:25㎝|手首:13㎝|首周り:30㎝|全頭高:19㎝|手のサイズ:16㎝|足のサイズ:23㎝|骨格タイプ:ストレート|パーソナルカラー:ブルーベース 冬

FTM(トランスジェンダー)でも未治療でいる理由

私の性自認は男ですが体は女のまま、ホルモン注射も手術もしていません。

もちろんこれまでの人生の中で何度も治療をしたいと思いました。

悩み過ぎて自殺(救急搬送され未遂に終わる)を実行したこともあります。

皆様は決して私のようなバカな真似はしないでください…。

私が未治療のままでいる理由は「そのままでいい」「自分を愛そう」と思ったからです。

体が弱いのでホルモン治療で体調を悪くしてしまったら人生が楽しめません。

体のつくりが女性というだけで、心の性別は誰かに決めつけられることではありません。

私が女性に分類される理由は、出生時の体のつくりが女性という生き物のつくりであったから、それだけです。

役所の手続きや戸籍上も女性と表記しなくてはなりませんが、それは出生時の体のつくりがどちらだったかが書いてあるだけです。

男性でもオッ〇イが女性よりデカい人もいます。

女性でも胸が壁で筋肉ムキムキで、ち〇ち〇が付いていないだけで、見た目が男性より男性的な人もいます。

公的なデータの性別の項目には女性に〇を付けなくてはなりません。

公共の場所で男女が分かれなければならない場合も女性用を選ばなければなりません。

ですが、自分が男性女性どちらの心を持っているかどうかは、本人だけしか決めることのできない項目です。

この世界には様々な考えを持っている方がいます。

不思議なことも沢山ありますし、国が変われば考え方も全く違います。

そんな世界の中で誰かの考えが「絶対に正しい」なんてことは一つもないんです。

なので私も自分の考えが絶対に正しいとは思っていません。

だけど「絶対に間違っている」と、決めつける権利がある人も存在しません。

世の中の大多数(マジョリティ)の方たちが、少数派(マイノリティ)の方の気持ちが分からないように、マイノリティである私も、マジョリティの方たちがどう感じるのか正直分からないことだらけです。

そして、世の中にはセクシュアルマイノリティという特殊な立ち位置に嫉妬してくる人もいます。

どうしても目立ってしまう存在なので、目立たない事をコンプレックスに思っている人に妬まれたりもします。

嫌味を言われることもあります。否定される事も数えきれないほどあります。

人間って本当に色々な人がいますね。

だから治療しているか、治療していないかなんてどちらでも良いんです。

他の人だって勝手に他人の事をあーだのこーだの言ってるんだから、自分にも自由を与えましょう。笑

なので私はトラシャツ(ナベシャツ)で胸をつぶすこともやめました。

胸をつぶして体が苦しかったら、自分が可哀そうだからです。

「24時間365日1日も休まずに自分のために働いている体に感謝したい。」

「そのままの自分で良い。」「自分を愛そうと思った。」それが未治療でいる一番の理由です。

幼少期のできごと

私は10代前半から精神科に通院して不眠症の対策として薬を処方していただいています。

現在は感覚過敏を和らげるために薬を飲んでいます。

不眠症がひどくなり、解離性障害とPTSDの症状の原因になった出来事があります。

私は小学校2年生の夏休みに心無い大人から性的暴行と暴力と言葉の暴力を受けました。

太ももには小さいながらも未だにその時の火傷の痕が残っています。

銀色のドロドロした化学薬品のような液体を飲まされ、苦しくて息が出来ず、叫びたくても喉が詰まって声も出せず、意識が遠のく感覚…

タバコをあてられ熱くて痛くて泣いた記憶…

「お前の両親に言われてやった」「言っても助けてなんかもらえない」「お前は捨てられるだけだ」その言葉を嘘だと信じられずに両親に言えなかった悲しさ…

それらが何度もフラッシュバックで蘇ってきました。

その出来事の後から不眠症がひどくなり、中学校は1年生までで精神的にも肉体的にも限界になってしまい、病院に入院して薬の服薬を始めました。

その後少しずつですが体調も良くなり、17歳の秋から働くようになり、独学で勉強して高校卒業程度認定試験を受けて高校卒業と同等の資格をとりました。

幼少期の事件を思い出し、その加害者を恨むような感情に襲われた時、思い出す言葉があります。

10代の頃に読んだ世界のことわざという本に書いてあったスペインの言葉で

「Vivir bien es la mejor venganza.」

「幸せに暮らすことが最高の復讐である。」

というスペインの言葉です。

誰かを憎く思った時、自分が幸せに生きれば憎い相手は死んだも同然と思って、憎い気持ちが蘇った時ほどこの言葉を思い出して、幸せを感じることが出来る行動をするようにしています。

他にもチャールズ・チャップリンの言葉で

「You’ll never find a rainbow if you’re looking down.」

「下を向いていたら、虹を見つけられないよ。」

「下ばっかり見てるんじゃねぇ!」という厳しい言葉ではなく「辛い時でも上を向いた方が幸せだよ。」

という優しい言葉です。物理的にも精神的にも上を向くと視界が広がります。

辛い時、人はどうしても視野が狭くなってしまう生き物です。

物理的に上を向いてみるだけで、見える物も心も変化します。

超根暗で超人見知りから明るい性格に変えてくれたもの

幼少期から超がつくほどの人見知りで、外に出ると人と何を会話していいのか分からないコミュ障でした。笑

そんな私が今では初対面の人とも明るく会話ができるようになり、仕事を始めてからは接客や電話応対もできるようになりました。

幼少期の自分からは意識が遠のくほど考えられないことです。笑

接客なんて一生できるわけがない!と思っていました。笑

私を変えてくれたきっかけとなったものは「ファッション」と「ボディメイク」でした。

もともと太ってるという程太ってはいなかった…むしろ痩せすぎで体重が36~37㎏しかありませんでした。

しかし、体調を崩して薬を飲み始めてから、今まで気持ち悪くて食べられなかったご飯をきちんと食べることが出来るようになったので、肉付きが良くなってきたんです。

「ちょっと体を引き締めたいな」「理想のスタイルに近づきたいな」と思っていたところに、伯母がヨガを習いに行かないか?と誘ってくれたんです。それが私とヨガの出会いで中学2年生、13歳の時でした。

ヨガを毎日続けていると本当に少しずつなのですが、自分の身体が引き締まってくる実感がありました。

一番効果を実感した瞬間は履けなくなったジーンズがまた履けるようになった時です。

そしてボディメイクをしていくと、オシャレも楽しみたくなるように。

気に入った服を身に着けると自然と心も明るくなりました。

ファッション好きになったことがキッカケで、セレクトショップで少しだけお手伝いをさせていただいたことも、より対人恐怖を克服する経験になったので、とてもありがたかったです。

そして何よりも17歳から約8年間クリーニング店に勤めさせていただいた事が、今の自分を作っていると言っても過言ではないほどお世話になった職場でした。

現在のようにメンズ服、ジェンダーレスファッションを楽しむようになったのは20歳前後から。

それまでは、自分が他の人と感覚が少し違うなとは感じつつも、体が女性であるという事は女なんだから、女の子らしい格好をしなくてはならないという縛りを自分自身で作っていました。

そんな中、自分はトランスジェンダー(FTM)でパンセクシュアル(全性愛者)なんじゃないか?と気づいた時にメンズっぽいスーツを着てみたんです。

そしたら何という事でしょう!笑

今まで感じたことのない「シックリ」感。私が着たいのはこういう服だったんだ!と。

女性らしいファッションを楽しんでいた時も楽しかった。

だけど、クローゼットを開けるたびに何とも言えない虚しさに襲われていたんです。

服は沢山あるはずなのに、服が無い。無理矢理着ている感覚が拭えなかった。

メンズ服やジェンダーレスファッションを楽しむようになってからは、いつもお気に入りの服がクローゼットとチェストにあって、もっと自分が好きになりました。

ファッションとボディメイクで人生を変えて欲しい

私の密かな夢は自分がそうだったように「沢山の人がファッションとボディメイクで明るくなれる事」です。

そのお手伝いができる存在になれたらとても嬉しいです。

これからも挑戦を続けてもっと沢山の方に、より良い情報をお届けできるように頑張ります!

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

Have a nice day!🌈

KAMI-1 カミワン グランプリ ZERO 撮影風景

ヘアスタイリング:Hair & α. Batir 種村 幸仁
https://hair-a-batir-beauty.com

撮影|編集:株式会社BFF
https://bff-inc.co.jp

モデル|衣装|メイク|ロゴ作成:邑楽 拓唯


※現在YouTube、Instagram、WEAR以外のSNSは利用していません。
※出会い系サイト、マッチングアプリ等の利用は一切しておりません。

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